水引の結びの本数の違いとは?5本・7本・10本の意味と使い分け
水引の結びの本数って何が違うの?
お祝いごとや贈り物に使われる水引には、結び方や色だけでなく、「本数」にも意味があります。
「水引の本数ってどうやって決めるの?」「5本、7本、10本があるけど、どれを選べばいいの?」と悩みますよね。細かいことですが、水引の本数には明確な意味と使い分けがあります。
このページでは5本・7本・10本の水引の違いを説明し、どれを選べばいいかわからない!とお悩みの方にも分かりやすくご紹介します。
水引の基本:5本・7本・10本の意味とは?
水引の本数は「どれを選べばの?」と考えてしまう方も多いはず。水引の本数にはきちんとした意味があり、ちょっとしたポイントを押さえれば簡単に選べるようになります。
ここではそれぞれの本数が持つ意味や、どんな場面で使うのがベストなのかを分かりやすく解説していきます。迷ったときの参考にしてください。
5本結びが基本
- 最も一般的な結び方で、祝儀袋や贈答品に使われる
- バランスが良く、幅広いお祝いに対応可能
- 「簡素すぎず、豪華すぎず」適度な丁寧さを持つ
一般的なお祝いやお礼であれば5本結びで十分です。親しい友人や同僚への贈り物、日常の感謝を伝える場面では、気軽に使えるバランスの取れた本数として適しています。
7本結びは「より丁寧な表現」
- 5本結びを格上げしたもので、目上の人や特別なお祝いに使用
- 「より心を込めた贈り物」として、格式が高い
- 結婚祝いなど、慎重に選びたい場面に適している
7本結びは、目上の方へ贈る際や、フォーマルなシーン、格式を重んじる場面で使われます。例えば、会社の上司や恩師などへお祝いを贈る際や、結婚祝いや重要な記念日など、特別な気持ちを表したい場合に選ばれることが多いです。より丁寧な印象を与え、礼儀を大切にしたいときに適した本数です。
10本結びは「豪華さ・丁寧さの最上級」
- 5本結びの倍で、格式が最も高い
- 結婚式や公式な行事など、特別な場面で使用
- より華やかで正式な印象を与える
10本結びは最も格式が高く、基本的に結婚祝いなどに使われます。特に、結婚式のご祝儀袋や結納などの正式な場面でよく使用され、豪華さや丁寧さを強調する役割があります。
また、皇室関連の儀式や、長寿祝い(還暦、喜寿、米寿など)のような特別な慶事にも適しており、より格式の高い贈り物として用いられることが多いです。
水引の本数の使い分けの表
使い分けを簡単に表にまとめてみました。
基本的には迷ったら5本。一般的なお祝いや感謝を伝える場合に最適です。
格式を上げたいなら7本。目上の方や特別な記念日に適しています。
結婚式など特別な場合は10本。結婚祝いや正式な場面で使われる格式高い水引となります。
本数 | 用途 |
---|---|
5本 | 一般的なお祝い(誕生日、出産、入学、卒業など) |
7本 | 格上げしたお祝い(結婚、重要な記念日、目上の方への贈り物) |
10本 | 最も格式の高いお祝い(結婚式、特別な式典や公式行事) |
【弔事の場合】水引の本数の使い分け
お悔やみなど弔事の場合でも水引の本数が異なります。
考え方は変わらず、一般的な弔事なら5本。目上の方や上司・恩師などの場合には7本を選ぶのが適しています。
本数 | 用途 |
---|---|
5本 | 一般的な弔事や法要(四十九日、一周忌、三回忌など) |
7本 | 目上の方の弔事、仏事、より丁寧な表現(上司や恩師への香典など) |
一般的な弔事なら5本が基本:弔事の際、最もよく使われるのが5本結びの水引です。特に親族や知人の法要、四十九日などの場面で適しています。
目上の方への弔事には7本がより丁寧:故人が職場の上司や恩師など目上の方の場合、7本の水引を選ぶとより礼儀正しい印象を与えます。また、一周忌や三回忌などの大切な法要にも適しています。
どれを選べばいい?迷ったときのチェックリスト
最終的にまとめると以下のようになります。
本数 | 適した場面 | 判断基準 |
---|---|---|
5本 | 一般的なお祝い・弔事 | 迷ったらまず5本を選べばOK |
7本 | 目上の方への贈り物・弔事 | より格式を重んじたい場合に選ぶ |
10本 | 結婚祝い・公式行事・特別な場面 | 最高級の丁寧さを示したい場合に使用 |
迷った場合は、基本的に5本を選べば問題ありません。より丁寧にしたい場合や相手が目上の方なら7本、結婚式や特別な贈り物には10本を選びましょう。
水引の本数は、贈り物やお供えに込める気持ちを表すものです。適切な本数を選ぶことで、相手により丁寧な気持ちを伝えることができます。