「母の日の熨斗紙、名前って書いたほうがいいの?」「連名や子どもの名前でも大丈夫?」
いざ熨斗紙で包もうとすると意外と悩むポイントですね。
実は熨斗紙に名前を入れることに明確な決まりはありません。
ただ、贈る相手やシーンによっては、名前を添えることで感謝の気持ちがより伝わりやすくなる場面もあります。
このページでは、母の日の熨斗紙に名前を入れるべきかどうか、連名や子どもの名前で贈っても問題ないのかなど、よくある疑問にお答えしながら、書き方のマナーや注意点についてもわかりやすく解説します。
迷ったときの参考となれば幸いです。
母の日の熨斗紙に名前を書くべき?書かなくてもいい?
結論からいえば、母の日の熨斗紙に名前を書くかどうかに“絶対的な正解”はありません。
名前を書かないことで失礼になることはありませんし、逆に書いたからといって必ずしも丁寧とは限らない。それくらい、贈る気持ちや関係性に応じて自由に選んでよいものです。
ただし、相手によっては「誰からの贈り物か」が明確にわかることで、より安心感や親しみが伝わるということもあります。
特に義母や祖母など、少し距離のある関係の場合には、フルネームや「○○家より」などの表記があると丁寧な印象を持ってもらえることが多いです。
一方で、実のお母さんへの贈り物であれば、あえて名前を書かず「ありがとう」や「感謝」などの表書きだけでも十分気持ちは伝わります。
つまり、名前を書くかどうかは、相手との関係性や贈り物の雰囲気に合わせて柔軟に判断してOKです。
名前を書くことで伝わる“ひと工夫”と気配り
熨斗紙に名前を入れることで、「誰からの贈り物か」が明確になり、より一層の心づかいが伝わります。特に初めて母の日の贈り物を渡すときや、少し距離のある相手には、名前を添えることで丁寧で思いやりのある印象を与えることができます。
また、名前を加えることで形式ばった印象ではなく、温かみのある“気持ちの伝わる贈り物”として受け取ってもらえることもあります。
- 義母への贈り物に夫婦連名で記す
- 子どもの名前で「○○より」と記す
- 「○○&家族より」などにして、家族の温かさを感じてもらう
こうしたひと工夫で、「ちゃんと考えて贈ってくれたんだな」と感じてもらえることもあります。

連名や子ども名義でも大丈夫?よくある書き方の例
名前の書き方にはいくつかパターンがあります。
ここでは連名や子ども名義を使った表記方法を中心に、実際によく使われている書き方の例をご紹介します。
家族連名で書く場合
- 田中一郎・花子
- 一郎・花子
- 田中家より
夫婦や家族で贈る場合は、名前を並べる形でも「家族一同」や「○○家より」といった柔らかい表現でも大丈夫です。目上の方や義母への贈り物にも自然に使えます。
子ども名義で書く場合
- ○○より(子どもの名前)
- 孫一同
- ○○&パパより
小さなお子さまからの贈り物にしたい場合や、お孫さん名義にしたい場合におすすめの表記です。
とくに義母へのプレゼントにこうした表現を使うと、より和やかな印象を持ってもらえることがあります。
名前を書かない選択肢も
もちろん、名前をあえて書かず「ありがとう」や「感謝」などの表書きだけで贈るのも問題ありません。
特に実母へのギフトや、カジュアルなプチギフトなどの場合は、名前なしの方が自然なこともあります。相手との距離感や贈り物の内容に合わせて、柔軟に選びましょう。
次は、名前を書くときに気をつけたいマナーについてご紹介します。
書き方のマナーと注意点
名前を書く場合には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。より丁寧な印象を与えるためにも、基本的なマナーを確認しておきましょう。
表書きとのバランスに気を配る
表書きが「感謝」や「ありがとう」のような柔らかい言葉の場合、名前の書き方も少しカジュアルな表現にすると全体のバランスが取れます。反対に、「御礼」や「謹呈」などフォーマルな表書きには、フルネームや漢字でしっかり記載すると印象がまとまります。

手書きでも印刷でもOK
名前は手書きでも印刷でも問題ありません。手書きであれば温かみが伝わり、印刷であれば整った印象になります。使う熨斗紙のデザインや、贈る相手に合わせて選びましょう。
連名の順番や表記の工夫
夫婦連名にする場合は、一般的に夫の名前を先に書くのが基本です。ただし、贈り主の立場やシーンによっては柔軟に考えて問題ありません。
名前が長くなりすぎる場合は、「○○家一同」「○○ファミリーより」などにまとめると、すっきり見せることができます。
テンプレートの利用やメッセージの工夫
熨斗紙に名前を入れたいけれど、手書きに自信がない…そんなときは、編集可能なテンプレートを活用するのがおすすめです。
熨斗紙素材館では、WordやExcel形式のテンプレートもご用意しており、表書きだけでなく名前の部分も自由に編集できます。
また、名前をあえて熨斗紙に書かない場合でも、メッセージカードを添えたり、贈り物の中に一言メッセージを添えるだけでも、しっかり気持ちは伝わります。
贈る相手との関係や、ギフトの内容に合わせて、形式にこだわりすぎず柔軟に選んでみてください。
可愛くおしゃれなデザイン熨斗紙も
母の日の贈り物を、もっと気軽に、でも気持ちを込めて包みたい——そんなときにおすすめなのが「デザイン熨斗紙」です。
かしこまりすぎず、でも丁寧さはしっかり伝わる。そんな絶妙なバランスで、感謝の気持ちをやさしく演出してくれるデザイン熨斗は、母の日にぴったりの選択肢です。
短冊熨斗紙という選択肢も
「きちんと感は出したいけど、もっと気軽に使いたい」──そんな時にぴったりなのが「短冊熨斗紙」です。細長く貼るタイプの熨斗紙で、カジュアルに使えて手作りスイーツや雑貨などのプチギフトにもよく合います。
一方、贈り物全体を包むタイプの“通常の熨斗紙”は、少し改まった印象に。義母や祖母など目上の方への贈り物に使えば、丁寧な気持ちがしっかり伝わります。どちらも正解なので、贈る相手やシーンに合わせて、熨斗紙の“雰囲気”で選んでみてください。
母の日に最適なデザイン短冊熨斗紙
ちょっとした贈り物を、もっと自分らしく包みたい。そんなときには「デザイン短冊熨斗紙」もおすすめです。花柄や手書き風の優しいデザインが多く、小物やプチギフトを気軽に可愛く演出できます。
名前を書くかどうかよりも、気持ちが伝わることが大切
母の日の熨斗紙に名前を入れるべきかどうか、明確なルールはありません。
名前を入れることで丁寧さや気配りが伝わることもありますし、逆に名前がなくても「ありがとう」や「感謝」の言葉だけで気持ちが伝わることもあります。
相手との関係性や贈り物の内容に応じて、自由に選んで問題ありません。「気持ちが伝わるかどうか」を大切に、自分に合ったかたちで母の日のギフトを届けてみてください。